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スローロリス誕生
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![]() ![]() 「コワイヨー」 ![]() 「大丈夫よ」 |
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![]() 移動の時も、食餌の時も、お母さんと一緒 ![]()
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![]() 2009年2月11日 撮影 |
スローロリスの毒性について スローロリスはその名の通り動くのが非常におそい夜行性の原猿です。そのために天敵である小型の肉食獣 から身を護る方法のひとつとして上腕部にポリペプチドという物質を分泌する毒腺をもっていることが知られて います。スローロリスがこれを舐めて唾液とミックスされると、噛んだときに天敵を撃退することのできる毒性を 発揮するようです。 母ザルは赤ちゃんから離れるときには、赤ちゃんのからだ全体を舐めて天敵に襲われる のを防ぐともいわれています。 ただし、メスだけが毒をもっているというデータはありませんので、雌雄とも もっていると判断すべきだと思います。 スローロリスは夜行性なので、飼育下でも明るい時は頭部を抱え込むように丸くなってじっとしています。 人間が無理やり起こして抱こうとすると、臆病なので必死にケージや枝にしがみつこうとします。 それでも 強引に引き離そうとすると場合によっては噛むこともあります。 からだを舐めることによって唾液とミックスされた毒素が下顎の歯と歯櫛のあいだのわずかの隙間に毛細管 現象で溜まっていて噛みつくとそれが相手の体内に入るという経路のようです。 この毒素に対する反応は 人によってもかなり差があるようなので注意が必要です。 スローロリスを飼育する場合は、その特性をよく 理解して、ストレスを与え過ぎず、噛まれないようにケアするように心がけてください。 参照サイト http://animaldiversity.ummz.umich.edu/site/accounts/information/Nycticebus_coucang.html http://www.calacademy.org/exhibits/venoms/html/diversity.html#slowloris http://www.ncbi.nlm.nih.gov/sites/entrez?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids =4653955&dopt=AbstractPlus&itool=iconnoabstr |
スローロリス属は2007年のワシントン条約国会議でサイテスUから サイテスTに指定変えになりました。 これをうけ平成19年9月13日に 日本の種の保存法施行令も改正されました。(参照リンク) ノアの飼育個体は登録済みです。 |
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